おくりもの/ 豊福まきこ/ BL出版
豊福まきこさんのこちらの絵本、
某書店のクリスマスコーナーで見つけました。
(内容的には特にクリスマス関係ないです。冬眠シーンが出てくる=冬というつながりで置かれていたのかな…?)
とにかく絵が可愛い。
そして心理学用語のひとつ、『ヤマアラシのジレンマ』を思い出しました。
冬の寒い日に、ヤマアラシの群れがお互いの体をくっつけて温め合おうとしました。
しかし、双方の針毛が刺さり痛くてすぐに離れてしまいます。
離れると寒いのでまた体を寄せ合いますが、やはり針毛が痛くてくっついていられません。
ヤマアラシたちはくっついたり離れたりを繰り返して、いい距離を見つけることができたのです。
人間だれしもコンプレックスはあると思います。
そんな自分の気に入らない部分にも、
きっと人の役に立つことに使えたり、誰かを喜ばせることができたり。
そんなに悪くないな、と思わせてくれる
自分を改めて見つめなおすことのできる一冊です。